2017 / 07
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曲目
・『水のいのち』(高田三郎)
・『月下の一群 第1集』(南弘明)
・『沙羅』(信時潔)
・『壁きえた』(新実徳英)
 
演奏
指揮:堀俊輔、岩佐義彦
合唱:男声合唱団東京リーダーターフェル1925
 
 
 
 このディスクは大学時代に『壁きえた』を演奏することになり、たまたまCD屋で発見したもの。指揮をするにあたり何度も聴いたし、大いに参考になった。この『壁きえた』は、新実徳英が作曲し、谷川雁がその曲に詞をつけるという従来とは逆の方法で作られた『白いうた 青いうた』(全53曲)の中から8曲を選び、男声合唱に編曲したもの。譜面を見ると簡単なように見えるかもしれないが、意外と難しい。また、7曲目の「春つめたや」は手拍子が入るので、リズム感が悪い人はひどい目に遭う。
 
 このディスクでは、もうひとつ『沙羅』が収録されているのがうれしい。慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団のレパートリーのひとつで、ワグネルが本当にいいときでないと演奏されないらしい。学園グリーも過去にこの曲を取り上げており、なかなかの好演だ。この演奏が印象強いため、このディスクでのターフェルの演奏は少し物足りない。
 
 その他『水のいのち』『月下の一群』はともに男声合唱ではオーソドックスのレパートリーだ。このディスクでは無難にまとめている感じだが、声がこもっていて言葉が明確に聞えないのが気になる。
 
 とはいえ、1925年に創立された伝統ある合唱団で日本男声合唱協会でも中心的な存在である合唱団として、今後の活躍にも十分期待している。

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曲目
・『箱船の教室』(松波千映子)
・『立原道造の詩による四つの心象』(鷹羽弘晃)
・『かなうた 第1集』(北川昇)
・『天使のいる構図』(松本望)
ほか
 
演奏
指揮:上西一郎、伊東恵司、向井正雄
合唱:Choeur Chene、PLOVER Pure Blueberry、Vocal Ensemble《EST》、なにわコラリアーズ
 
 
 
 全曲が新作初演、さらに楽譜も同時に出版されるという、合唱の世界では夢のような企画が2009年に実行された。その模様を収録したCDである。また、演奏団体も日本を代表する実力派の合唱団が揃い、作曲者も今注目されている若手が揃った。この企画の立案・実行に携わった関係者には本当に頭が下がる。
 
 この中の曲目ではやはり、男声合唱の『天使のいる構図』が注目だ。作曲者の松本望さんは昔、札幌北高等学校合唱部の定期演奏会で、ピアノ伴奏をしていたのを見たことがあった。確かそのときの演奏会で自作の「愛~Paul Kleeに」を演奏していたのだが、まさかこんなに名前が大きくなるとは思ってもいなかった。
 
 新作というものはなかなか評価しにくいものなので、ここでの解説は避けるが、いいものは今後どんどん演奏されると思う。CDには「Vol.1」と打っているので、今後定期的に続いていくことを願う。


 
曲目
・『北極星の子守歌』(新実徳英)
・『懐かしいアメリカの歌』(湯浅譲二)
・『東京混声合唱団愛唱曲』(若林千春)
 
演奏
指揮:山田和樹
合唱:東京混声合唱団
 
 
 東京混声合唱団の創立50周年を記念してリリースされたものの1枚。愛唱曲を収録したもので、指揮は山田和樹氏による。山田和樹氏は昨年ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝という快挙を成し遂げており、今期待の若手指揮者のひとりとして注目されている。
 
 その山田氏の指揮のもとで東混は洗練された響きとなっていて、非常に聞きやすい。若林千春氏の愛唱曲は是非、他の合唱団にも歌ってもらいたい演奏してもらいたい編曲だ。そういう意味ではこのディスクは絶好の模範となるものだろう。
 
 他の『北極星の子守歌』『懐かしいアメリカの歌』もともにCDとなるのは初だと記憶している。『北極星の子守歌』は新実徳英が作曲したメロディーに谷川雁が詩をつけるという従来とは違った手法で生れた『白いうた 青いうた』53曲の中から8曲を選んで混声合唱に編曲したものだ。まさにこのディスクのジャケットにも書かれているとおり、「平成の唱歌」として今後も歌い続けてほしいものだ。
 
 『懐かしいアメリカの歌』も今から20年以上前に編曲されているものだが、今聞いても古い感じがまったくしない。このディスクをきっかけに広く歌われてほしい。


 
曲目
・『浮舟』(西村朗)
・『Five Songs of Nonsense』(鈴木輝昭)
・『三つの抒情』(三善晃)
・『木とともに人とともに』より(三善晃)
ほか
 
演奏
指揮:藤井宏樹、栗山文昭
合唱:女声アンサンブルJuri
 
 
 数年前にコンクールで何度も金賞を受賞した女声アンサンブルJuriの単独ライブCD。後半の三善作品は栗山文昭が指揮をしている。
 
 前半の西村、鈴木作品では見事なアンサンブルを披露している。『浮舟』はコンクールでもよく取り上げられるので、参考音源にはぴったりかもしれない。
 
 このディスクで特筆すべきは『三つの抒情』だ。ピアノがとにかく美しい。合唱はパートのバランスが時折くずれがちになるのが気にはなるが、見事な演奏であることには変わりない。また、『木とともに人とともに』のなかの「生きる」も最近よくコンクールで見られるようになった。何度でも繰り返し聞きたい演奏である。


 
曲目
・『唱歌の四季』より
・『花に寄せて』より
・『怪物たちの雑踏のなか』
ほか
 
演奏
指揮:高嶋昌二
合唱:大阪府立淀川工業高等学校グリークラブ
 
 
 淀工グリーの第13回~第16回の定期演奏会の模様をピックアップしたCD。CDのジャケットからはそれくらいしか情報がなく、どの曲がいつの定演で歌われたものか、ピアニストは誰なのかがさっぱりわからなくて、不親切だと感じてしまう。前作『ファイト!』には演奏者の情報があっただけに残念だ。
 
 ただ演奏に関しては前作同様申し分ないものとなっている。淀工グリーおなじみのポピュラーソングは客席への受けもよく、聞くだけでも十分楽しめる。でも個人的には組曲全体を通して収録してほしかったなぁとこれまた前作同様の感想だ。
 
 このディスクに収録されている「機織る星」(『遥かな歩み』より)は、女声合唱版をそのまま男声で演奏しているようだ。レパートリーの少ない男声合唱にとって、女声合唱版をそのまま歌うことはよく見られることではあるが、この曲に関して言えば、女声合唱の美しい響きの方が合っている感じがする。
 
 果たして今後、『ファイト!Ⅲ』は出るのだろうか?もしそうなるのであれば、是非とも鈴木輝昭の委嘱作品の『カムイ ユカラ』を全曲収録してほしいものだ。それと演奏者と演奏時期もしっかり明記してほしい…。

miz

Author:miz
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