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曲目
・『水のいのち』(高田三郎)
・『月下の一群 第1集』(南弘明)
・『沙羅』(信時潔)
・『壁きえた』(新実徳英)
 
演奏
指揮:堀俊輔、岩佐義彦
合唱:男声合唱団東京リーダーターフェル1925
 
 
 
 このディスクは大学時代に『壁きえた』を演奏することになり、たまたまCD屋で発見したもの。指揮をするにあたり何度も聴いたし、大いに参考になった。この『壁きえた』は、新実徳英が作曲し、谷川雁がその曲に詞をつけるという従来とは逆の方法で作られた『白いうた 青いうた』(全53曲)の中から8曲を選び、男声合唱に編曲したもの。譜面を見ると簡単なように見えるかもしれないが、意外と難しい。また、7曲目の「春つめたや」は手拍子が入るので、リズム感が悪い人はひどい目に遭う。
 
 このディスクでは、もうひとつ『沙羅』が収録されているのがうれしい。慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団のレパートリーのひとつで、ワグネルが本当にいいときでないと演奏されないらしい。学園グリーも過去にこの曲を取り上げており、なかなかの好演だ。この演奏が印象強いため、このディスクでのターフェルの演奏は少し物足りない。
 
 その他『水のいのち』『月下の一群』はともに男声合唱ではオーソドックスのレパートリーだ。このディスクでは無難にまとめている感じだが、声がこもっていて言葉が明確に聞えないのが気になる。
 
 とはいえ、1925年に創立された伝統ある合唱団で日本男声合唱協会でも中心的な存在である合唱団として、今後の活躍にも十分期待している。
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miz

Author:miz
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